充実読書ログ。

人生を充実させるために、本を読みます。

『性欲の科学: なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか』著者: オギ・オーガス、 サイ・ガダム

 

どんな本?

 

世界最大の実験装置であるインターネットを使い、男女それぞれがどんな性的欲望を抱き、どうしてそうしたものを抱くのかについて調べ上げられている。

 

インターネットの調べ方を具体的に言うと、

4億の検索ワーズ、65万人の検索履歴、数十万の官能小説、数千のロマンス小説、4万のアダルトサイト、500万件のセフレ募集投稿、数千のネット掲示板投稿を最新のデータマイニングを駆使して分析、神経科学と生化学の研究成果も加味してまとめられている。

 

 

内容

 

10章を超える章立てがされており、「熟女がそこそこ人気があるのは年少期の環境が影響している」「お尻や乳房などに注目するのは、健康な赤ちゃんを産んでくれるかを見極めようとしているため」「女が品定めするのは、よりよく子供を育てられるかを見極めようとしているため」など、やはり、子孫を残すという本能がそうさせているのだろう、ということだ。

なかでも、興味深いのは「なぜ素人に興奮するのか」ということ。

アダルトビデオでも素人物は大人気だ。

男は、「本物」と「目新しいもの」を好む。

「本物」とは、本当に快感を得ているのか?と、いうことで本当に快感を得ているならまたセックスする可能性があがる。満足していないのなら、ほかに男がいるのか?と疑うことになる。

「目新しいもの」に関しては、ある実験がある。

オスのマウスに、それぞれのメスのマウスに対して、どれくらい交尾をしようとするか、という実験だ。

一つは、ずっと同じメスと一緒で、もう一つは一度交尾するごとに、メスを入れ替える。

そうすると、同じメスではオスが疲れてきてぐったりしてくるのに対して、新しいメスが入れ替わる方では、オスはその度に元気にメスに寄っていくというのだ。

入れ替わったメスとは、合計12回交尾をした。

どうして同じメスと何度も交尾をしないのかというと、「精子を掻き出すのを防ぐため」だ。

射精したあとペニスがしぼむのも、このためだ。

とどのつまり、子孫を残せる可能性をあげようという本能が、男のセクシュアルキューと大きくかかわっているのだ。

 

 

 

 

また、その上記の限りではない、ゲイのことについても書かれていたり、精子競争の影響で人妻に欲情してしまうことや、女性の本物志考についても書かれていて、あまり似たようなタイプの本がないので、雑学としてとても楽しめた。